てくてくができるまで
てくてくの建物は以前は建築事務所として使われていました。
建築業はやめることになりましたが、長年お世話になったこの場所で、なにか地域の皆様に役立つことはできないか、また、愛着のあるこの建物を違った形で利用できないかと考え、最終的に陶板浴という形で再スタートを切ることになりました。
てくてくの建物はシックハウス対策から生まれたリバース工法を取り入れて作られています。化学物質を分解・低減してくれるリバース溶液を含んだ建材を使用し、内装にリバース溶液を含んだリバースコートを塗ることにより、建物内の空気環境が非常に良好に保たれます。
建物の改築については、地元の大工さんにお手伝いしていただき、リバース工法にかかわる部分はできるだけ自分たちの手で作りました。
てくてくは、もともとは体調を崩した店主本人が、新津にある同様の「抗酸化陶板浴にいつ」さんに通うようになったことをきっかけにはじめた施設です。
もちろん、お客様には最高の陶板浴に入っていただきたいという思いもありますが、加えて、自分も利用しますので、リバースコートを塗るのも、真剣勝負です。
途中で、何度も試行錯誤しながら、「うちの陶板浴はすごくいいよ!」と言える陶板浴ができたと思っています。
下の写真にポインターを合わせると、コメントが見れますので、よかったらどうぞご覧ください。
断熱材や、ボード1枚1枚にリバースコートを塗ります。暑い時の作業でしたが、リバースコート自体が体に良いものなので、頑張ることができました。
浴室内です。これからどんな感じになるのか、期待と不安が入り混じります。
浴室内ベンチ部分です。高さをどうするか、手すりをどう付けるか、丁寧に考えます。
天井裏の配管にもリバースコートを塗ります。
床・壁全体にリバースコートを塗ります。
カウンターコンセントまわりです。
作りながら、リバースコートを塗りながら、という作業です。
休憩室部分の天井です。ゴンドラのようなものに乗って、お掃除とワックス塗りをします。案外と楽しかったです。
外壁も、何色にするか迷ったのですが、 自然になじむチョコレート色にしました。 自分たちではけっこう気に入っています。
浴室内の壁を塗ります。のばさないで置くように、丁寧に、と言われてやってみたのですが、結局ムラになり、店主にもう一度やり直されました。
浴室の壁部分のタイルは自分たちで張りました。どの高さまで張ろうか、考えながら、バランスを見ながら張っていきます。
無事出来上がりました! 隣との視線を遮るつい立ても手作りです。